バスケットボールの試合で「あの選手、今日はシュートの調子が良かったな」と感じることはありませんか?その感覚を数字で裏付けるのがスタッツ(統計データ)です。
近年は、プロだけでなく部活動やミニバス、社会人チームでもスタッツを活用するチームが増えています。とはいえ、紙のスコアシートで記録するのは大変ですし、集計にも時間がかかります。
この記事では、バスケのスタッツを簡単に記録・分析できるアプリ・ツールを8つ厳選してご紹介します。無料で使えるものから本格的な分析ができるものまで、あなたのチームに合った最適なツールが見つかるはずです。
バスケのスタッツとは?記録するメリット
スタッツ(Stats)とは「Statistics(統計)」の略で、試合中の選手やチームのパフォーマンスを数値化したデータのことです。
スタッツで記録できる項目
バスケットボールのスタッツでは、主に以下の項目を記録します。
| カテゴリ | 記録項目 |
|---|---|
| 得点 | 2Pシュート成功/失敗、3Pシュート成功/失敗、フリースロー成功/失敗 |
| リバウンド | オフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンド |
| その他 | アシスト、スティール、ブロック、ターンオーバー、ファウル |
これらのデータを組み合わせることで、シュート成功率やフィールドゴール率など、より詳細な分析指標を算出できます。
スタッツを記録する3つのメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| ①課題を客観的に発見できる | 「なんとなく調子が悪い」ではなく、「左サイドからの3Pが20%しか入っていない」のように、具体的な課題が明確になります。 |
| ②選手の成長を可視化できる | 試合ごとのデータを蓄積することで、シーズンを通した成長の軌跡を数字で確認できます。選手のモチベーション向上にもつながります。 |
| ③戦術立案に活かせる | 相手チームのスタッツを分析すれば、どこを攻めるべきか、どこを守るべきかが見えてきます。データに基づいた戦術立案が可能になります。 |
スタッツは「記録して終わり」ではなく、分析してチームにフィードバックすることで初めて価値が生まれます。
バスケスタッツアプリ・ツールの選び方
スタッツ記録ツールを選ぶ際は、以下の4つのポイントをチェックしましょう。
| チェックポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| ①無料か有料か | 多くのアプリは基本機能を無料で提供し、詳細な分析機能やデータ保存数の拡張を有料プランで提供しています。まずは無料プランで試してみるのがおすすめです。 |
| ②対応デバイス | 試合中に記録するなら、片手で操作できるスマホやタブレットが便利。ブラウザ対応ならPCでの入力や複数端末での利用がしやすくなります。 |
| ③記録できる項目 | 基本的なスコアだけでなく、シュートチャート(シュート位置の記録)やプレイバイプレイ(1プレーごとの記録)に対応しているかも重要です。 |
| ④データ共有・エクスポート機能 | 記録したデータをチームメンバーと共有したり、CSVなどでエクスポートできると、ミーティングや分析に活用しやすくなります。 |
初めてスタッツを記録する場合は、操作がシンプルで直感的に使えるツールを選ぶのがおすすめです。機能が多すぎると、試合中の記録が追いつかなくなることがあります。
【比較表】バスケスタッツアプリ・ツール8選
今回紹介する8つのツールを一覧で比較しました。
| ツール名 | 料金 | 対応端末 | シュートチャート | データ共有 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| StatsToo | 無料 | ブラウザ(PC/スマホ) | ○ | ○(CSV) | ★★★★★ |
| バスケスタッツ | 無料〜月額1,500円 | iOS/Android | ○ | ○(URL共有) | ★★★★☆ |
| BasketPlus | 無料〜月額1,500円 | iOS/Android | ○ | ○(サーバー共有) | ★★★★☆ |
| TeamHub | 無料〜月額980円 | iOS/Android | △ | ○ | ★★★☆☆ |
| HOOPi | 有料(買い切り) | iOS | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| HOOP J | 有料(買い切り) | iOS | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| GotStats | 有料 | iOS | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| Hudl | 月額制(チーム契約) | ブラウザ/iOS/Android | ○ | ○(動画連携) | ★★★★☆ |
バスケスタッツアプリ・ツールおすすめ8選
それでは、各ツールの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. StatsToo
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 完全無料 |
| 対応端末 | ブラウザ(PC・スマホ・タブレット) |
| 主な機能 | リアルタイム記録、シュートチャート、クォーター別スタッツ、CSV出力 |
StatsTooは、ブラウザで動作する完全無料のバスケットボールスタッツ記録ツールです。アプリのインストールや会員登録が不要で、アクセスしてすぐに使い始められる手軽さが最大の魅力です。
試合中のリアルタイム記録はもちろん、シュートチャートによるシュート位置の可視化、クォーターごとの詳細なスタッツ表示に対応。記録したデータはCSV形式でエクスポートでき、Excelなどでの追加分析も可能です。
こんな人におすすめ:
- アプリをインストールしたくない人
- PCとスマホの両方で使いたい人
- 無料で本格的なスタッツ記録を始めたい人
登録不要・インストール不要で、今すぐ使い始められます。まずはStatsTooで試合を記録してみましょう。
2. バスケスタッツ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | フリープラン:無料(5試合まで)/パーソナルプラン:月額1,500円・年額12,000円 |
| 対応端末 | iOS / Android |
| 主な機能 | スタッツ入力、シュートチャート、プレイバイプレイ、URL共有 |
「圧倒的に使いやすい」をコンセプトに開発されたiOS/Android対応アプリです。直感的なUIで、小学生でも3回ほどで操作をマスターできるほどシンプルな設計が特徴です。
記録したデータはURL形式で共有でき、チームメンバーとの情報共有も簡単です。
こんな人におすすめ:
- スマホアプリで手軽に記録したい人
- 操作のシンプルさを重視する人
- まずは無料で試してみたい人
3. BasketPlus(バスケプラス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | フリープラン:無料(作戦ボードのみ)/廉価版:1,100円(買い切り)/プレミアム:月額1,500円/エキスパート:月額500円 |
| 対応端末 | iOS / Android |
| 主な機能 | スコアシート、ボックススコア、シュートチャート、EFF自動計算、動画連携 |
2009年のサービス開始以来、多くのチームに利用されている老舗のスタッツアプリです。
独自機能として、選手ごとの貢献度(EFF)の自動計算や、スコアデータと試合動画を連携して再生できる「Play by Play Video」機能があります。
こんな人におすすめ:
- 貢献度(EFF)まで分析したい人
- 動画と連携した分析がしたい人
- 長期間の実績があるツールを使いたい人
4. TeamHub
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 基本機能:無料/有料プラン:月額980円 |
| 対応端末 | iOS / Android |
| 主な機能 | Play-by-Play記録、自動集計、日程調整、チームメッセージ |
107種目のスポーツに対応したチーム管理アプリで、バスケットボールのスコア機能も充実しています。
スコア記録だけでなく、日程調整やチームメッセージなどの機能も統合されているため、チーム運営全体を一元管理できます。
こんな人におすすめ:
- スコア記録とチーム管理を一つのアプリで済ませたい人
- 複数の競技を兼任しているマネージャー
- チーム全体でアプリを統一したい人
5. HOOPi(フープアイ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 有料(買い切り) |
| 対応端末 | iOS |
| 主な機能 | ボックススコア、シュートチャート、リアルタイム確認 |
2009年にリリースされた、iOS向けバスケスコアアプリの草分け的存在です。試合中のスピーディな展開でも入力できる操作性にこだわった設計が特徴。
長年のアップデートにより、安定した動作と使いやすさを両立しています。
こんな人におすすめ:
- iPadで本格的にスコアを記録したい人
- 買い切りで月額費用をかけたくない人
- 長く使い続けられる安定したアプリが欲しい人
6. HOOP J
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 有料(買い切り) |
| 対応端末 | iOS |
| 主な機能 | 複数試合管理、GotStats連携、競技者番号での選手認識 |
HOOPiの進化版として登場したアプリで、複数試合のデータを管理しやすい設計になっています。
練習試合と公式戦で背番号が異なっていても、競技者番号で同一選手として認識する機能が便利です。
こんな人におすすめ:
- シーズン通してデータを管理したい人
- 複数大会のスタッツを比較分析したい人
- HOOPシリーズで統一したい人
7. GotStats(ゴットスタッツ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 有料 |
| 対応端末 | iOS |
| 主な機能 | スタッツ自動生成、グループ別集計、カスタマイズ統計 |
HOOP Jと連携して使用するスタッツ集計アプリです。グループ(チーム・大会など)ごとにスタッツを自動生成し、シーズンスタッツや大会スタッツのカスタマイズも可能です。
こんな人におすすめ:
- HOOP Jを使用中で、さらに詳細な分析がしたい人
- 複数試合のデータを横断的に分析したい人
- カスタマイズした統計指標を作りたい人
8. Hudl(ハドル)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 月額制(チーム契約、複数プランあり) |
| 対応端末 | ブラウザ / iOS / Android |
| 主な機能 | 動画アップロード、プロによるスタッツ集計、シーン連続再生 |
試合動画をアップロードするだけで、プロのアナリストがスタッツを集計してくれるサービスです。ボックススコアの項目をクリックすると、該当シーンだけを連続再生できる機能が特に便利です。
自分たちで記録する手間を省きたいチームや、動画分析を重視するチームに最適です。
こんな人におすすめ:
- 記録作業の負担を減らしたい人
- 動画とスタッツを連携した本格的な分析がしたい人
- 予算に余裕のあるチーム
Hudlは他のツールと比べて料金が高めです。まずは無料ツールで運用してみて、必要に応じて検討することをおすすめします。
【目的別】おすすめツールの選び方
用途や状況に応じた、おすすめのツールをまとめました。
| 目的 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| 無料で手軽に始めたい | StatsToo、TeamHub | StatsTooは完全無料・登録不要。TeamHubはチーム管理機能も無料で使える。 |
| 本格的にデータ分析したい | BasketPlus、Hudl | 貢献度(EFF)の算出や動画連携など、高度な分析が可能。 |
| チームで共有したい | バスケスタッツ、BasketPlus | URL共有やサーバー経由でのデータ共有に対応。関係者全員でスタッツを確認できる。 |
| ミニバス・部活で使いたい | StatsToo、バスケスタッツ | 操作がシンプルで、マネージャーや保護者でも使いやすい。 |
| シーズン通して管理したい | HOOP J、GotStats | 複数試合のデータを一元管理・横断分析できる。 |
| 記録の手間を省きたい | Hudl | 動画をアップロードするだけでプロがスタッツを集計してくれる。 |
バスケのスタッツを効果的に活用するコツ
ツールを導入しただけでは、チームの強化にはつながりません。記録したデータを活かすためのコツを紹介します。
試合中の記録を効率化する方法
試合中は展開が速いため、すべてを完璧に記録しようとすると追いつきません。以下のポイントを意識しましょう。
| ポイント | 具体的な方法 |
|---|---|
| 記録者を2人体制にする | 1人がシュート、もう1人がその他のプレーを担当 |
| 最初は項目を絞る | 慣れるまでは得点とリバウンドだけに集中し、徐々に増やす |
| クォーター間で修正する | 記録漏れがあれば休憩時間に補完する |
記録したデータをチームミーティングで活かす
データは「見せ方」が重要です。選手に響く伝え方を意識しましょう。
| 伝え方のコツ | 具体例 |
|---|---|
| 比較で見せる | 「前回の試合と比べてリバウンドが+5」 |
| ポジティブから伝える | 改善点だけでなく、良かった点も強調する |
| 具体的なアクションにつなげる | ×「3Pが入らないから練習を増やそう」 ○「左コーナーの成功率が低いので、そこを重点的に」 |
データを見せすぎると情報過多になります。1試合につき3つ程度のポイントに絞って伝えるのが効果的です。
まとめ
バスケットボールのスタッツを記録することで、チームの課題発見や選手の成長可視化、戦術立案に役立てることができます。
この記事で紹介したツールの中から、ポイントを振り返りましょう。
| 目的 | おすすめツール |
|---|---|
| 無料で始めたい | StatsToo(ブラウザで動作、登録不要) |
| スマホアプリで手軽に | バスケスタッツ、TeamHub |
| 本格的な分析をしたい | BasketPlus、Hudl |
| シーズン通して管理したい | HOOPシリーズ、GotStats |
まずは無料ツールで試してみて、チームの運用に合ったものを見つけてください。
ぜひStatsTooの試合スタッツ記録ツールを使って、データに基づいたチーム強化を始めましょう!